サングラスで美肌を守る！目からの紫外線情報でメラニン色素が増える

サングラスは、強い紫外線から目を守るだけでなく、肌が黒くなるのを防ぐ効果があることをご存知でしょうか。

日本でも、近年、紫外線の照射量が強くなっていることから、詳細な紫外線情報を発表して、紫外線対策をするよう呼びかけています。

腕や足は、長袖やパンツなどによって、紫外線から直接被ばくすることを避けることができますが、顔や首、デコルテなどは、日傘を使っても道路などからの反射光を防ぐことはできません。

UVクリームが効果的ですが、メイクや保湿などを考えると、アイテム選びがむずかしいところです。

サングラスのおもな目的は、紫外線から目を守ることですが、紫外線から守ることができるのは、目だけではないようです。まずは、目を守らなければならない理由とサングラスの機能からみていきます。

日中サングラスをかける白人が多いのは、瞳の色が青や薄い茶なので強い光をまぶしく感じるためと言われます。この目の色は、虹彩（こうさい）と呼ばれる部位の色。

日本人はこの虹彩のメラニン色素が多いため、目の色が黒っぽく見えますが、そのおかげで日光にも強くサングラスをかける人も少ないようです。

美肌にとって大敵のメラニン色素ですが、強い紫外線から目を守ってくれているのです。

日本人でも、虹彩が完全に黒い人はとても少なく、もっとも多いのはこげ茶色。ほかに、黄や赤みがかった茶色、混血であれば、青色や灰色がかった瞳も。

もし、サングラスで眼をまもらなければ、紫外線（UV-A、UV-B）によって、つぎのようなトラブルの可能性があります。「目の日焼け」と呼ばれています。

これらの症状は、だいたい１～２日で自然に治りますが、長期にわたり水晶体に紫外線が蓄積されると、水晶体老化し、白内障の原因になります。

目を紫外線がら守るために、サングラスがとても重要な役割を果たしていることがわかります。

目から入った紫外線は、目にダメージをあたえるだけでなく、じつは肌にも影響を与えています。

目から入ってきた紫外線が、なぜ肌の日焼けに関係するのか、不思議に思うかもしれません。じつは角膜が紫外線を吸収すると、メラニン色素をつくるように脳から指令がでるとのこと。

これは、2003年に大阪市立大学の井上正康教授の研究チームによって発表された論文によるもので、マウスによる実験結果ですが、目から入った紫外線によって皮膚のメラニン細胞が刺激を受け、活性化していることがわかったというもの。

紫外線対策はお肌の外側からのケアを徹底していれば十分だ、と思っていた方にとってはショックな情報です。

サングラスは、ファッションや目を守るだけでなく、知らずのうちにお肌も守り美肌に貢献していたことになります。

紫外線対策には、日傘や帽子、肌の露出を少なくする服装、サングラス、ＵＶクリームは欠かせませんが、カラダの内側からのケアも大切です。

日焼け、シミ、そばかすなどの色素沈着に効く成分には、L-システイン、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE などがあり、これらを配合した医薬品が市販されています。

これらの成分は、メラニン色素を排出したり、メラニンの色を薄くしたり、肌のターンオーバーを促進したり、美肌をささえるはたらきがあります。

ミルセリンホワイトは、これらの成分を配合した第三類医薬品で、小さなフィルムコーティング錠なので、服用しやすいのが特徴。

医薬品ですので、用法・用量をまもって服用する必要がありますが、色素沈着やニキビなどが心配な方は、ぜひ試してみてください。