<紫外線対策>シミは見た目だけじゃない!皮膚がんの原因に
皮膚や粘膜は、外部の刺激からカラダの内側を守っていますが、普段の生活ではあまり意識することはありません。
年齢とともに、皮膚の機能は衰えても、見た目はすぐれたメイクの技術によって、ほぼ自然にカムフラージュすることができるようになったからかもしれません。
シミやしわを隠すことができても、皮膚の健康状態とは別の話。
理想的なのは、メイクをしなくても自信を持って見せられる健康な肌ですが、若い方でも正しいスキンケアをしなければ、20代後半から急速に悪くなっていきます。
ときには、見過ごしていたシミが、悪性腫瘍の原因になることもあるので要注意!
また、皮膚は免疫機能にも関係していますから、皮膚や粘膜が健康でなければ、カラダの内側へ影響を与えることにも。
シミ、しわ、吹き出物、痒みなど、具体的な症状が出てきてから初めて、スキンケアを真剣に考えるようになりますが、症状が出てからでは、元の状態にもどすのにとても時間がかかります。
とくに年齢が上がれば、皮膚のターンオーバーのサイクルも長くなりますから、若いときほど簡単ではありません。さらに、シミはガン化することもありますから要注意!
シミはガン化する!
かなり前の日経新聞に、「シミががん化も 見逃すな、皮膚からの警告」2014.9.16という記事が載りました。
紫外線はシミの原因になりますが、”年齢だからシミが増えるのは仕方ない”なんて侮っていたら大間違い。皮膚がんになる可能性があります。
皮膚がんは、早期発見なら処置は簡単ですが、手遅れになれば死につながるだけに、日常での紫外線対策は重要です。
日本人の罹患率は、欧米人と比べると低いので、気にしない人もいますが、気象庁は、2017年12月20日から紫外線情報を詳細に発表し、紫外線に注意するよう呼びかけています。
日焼けが原因「メラノーマ(悪性腫瘍)」
皮膚がんには、いくつかのタイプがありますが、一番悪性なのがメラノーマ(悪性黒色腫)。罹患率は低いようですが、とても怖い皮膚がんです。
これまでは、足の裏などにできることが多かったので、日焼けとは無関係と思われていましたが、日焼けが原因の症例が報告されているそうです。
日経新聞の記事中、東京慈恵会医科大学客員教授で、ひふのクリニック人形町(東京都中央区)の上出良一院長は、次のように注意をうながしています。
とくに色白で紫外線に弱いタイプの人は皮膚のダメージも大きく、皮膚が黒くならずに赤く腫れる人は典型的なタイプ。一見真っ黒なようでも水着の下は真っ白という人なども要注意。
メラノーマは、左右非対称の黒いシミで、境界がはっきりしないで広がっているのが特徴。大きさが、直径6mm以上になると、完治しにくいようです。
直径6mmというと、鉛筆の軸の直径ぐらいですから、シミとしてはかなり目立っているはずです。上出院長は、シミに鉛筆をあてて、鉛筆の直径より大きいようであれば、皮膚科を受診するようすすめています。
危険な「有棘(ゆうきょく)細胞がん」
メラノーマの次に危険なのが、有棘(ゆうきょく)細胞がん。この皮膚がんにも、一歩手前の状態があって、「日光角化症」というのがその症状。
「日光角化症」は、紅色のまだらなシミのような症状が、高齢者の顔面などに現れたもので、表面の触感に注意!
上出院長の説明では、”指の腹で触って紙やすりのような刺激を感じたら日光角化症を疑う” とのこと。
基底細胞がん
基底細胞がんは、光沢のあるホクロが大きくなって、その中央が陥没して潰瘍になったり、出血するようであれば、すぐに皮膚科に診てもらったほうがいいようです。
ただ、基底細胞がんは「メラノーマ」や「有極細胞がん」のように転移しないので、早めに手術で摘出すれば完治するようです。
顔だけなら、毎日チェックできますが、背中に出来たら発見が遅れることも。一番いいのは、定期的に家族にチェックしてもらうことでしょうか。
シミの原因をつくる酵素「チロシナーゼ」
※引用:ミルセリンホワイト公式サイト
チロシナーゼは、シミの原因となるメラニンを作り出す酵素です。
紫外線を浴びると、酵素チロシナーゼが活性化され、メラニンが大量生産されます。
ビタミンCには、このシミの原因とも言える酵素チロシナーゼの活動を抑制する働きがあります。
メラニン色素を分解するビタミンE
※引用:ミルセリンホワイト公式サイト
ビタミンCは、メラニン合成酵素であるチロシナーゼの働きを抑えることでシミができるのを防ぎますが、ビタミンEには、できてしまったメラニン色素を還元する働きがあります。
ビタミンEの抗酸化作用はよく知られていますが、発生したメラニン色素を元の状態に戻す(シミを薄くする)働きもあるようです。
「ビタミンC」と「ビタミンE」を配合した医薬品
「ビタミンC」や「ビタミンE」を配合したサプリメントはたくさんありますが、市販されている医薬品では、両方のビタミンを配合したものは少ないようです。
そのなかで、第三類医薬品『ミルセリンホワイト』は、「ビタミンC」と「ビタミンE」をあわせて配合しており、できてしまったシミ・そばかすへの効果が期待できる市販薬です。
ビタミンC・ビタミンEの配合量がサプリメントとは違いますから、シミ・そばかすへの効果が期待できるわけですが、露出部位へのシミやそばかす対策にUVクリームは欠かせません。
第三類医薬品『ミルセリンホワイト』をあわせて使うことで、露出部位だけでなく全身へのケアを効果的におこなうことができます。