「線維芽細胞療法」の効果は2年? 費用を考えると・・・

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「線維芽細胞療法」という肌の再生医療があります。「自家培養真皮線維芽細胞移植術」を簡略化した呼び方ですが、同じです。

自分の耳のうしろなどの皮膚細胞から線維芽細胞を取り出し、培養した線維芽細胞を、シワなどの気になる部位へ移植(注入)する手術です。

年齢とともに肌のハリや弾力が気になりますが、そのままでは衰えるばかりなので、線維芽細胞療法を受けようかどうしようか、迷った方もいらっしゃると思います。

線維芽細胞を移植すると、なぜ若返る?

肌のハリや弾力を生む出しているのは、皮膚の三大美容成分といわれる「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」ですが、これを産生しているのが、線維芽細胞です。

線維芽細胞の増殖能力は、年齢とともに減少し、40代での能力は20代と比べてほぼ半減、70代では20代のときの約4分の1まで低下します。

減少した部分の線維芽細胞を増やすのが、線維芽細胞療法ですが、一度手術を受けただけで永遠に若返ることが約束されるわけではありません。

「真皮線維芽細胞療法」知っておくべきこと 期間・料金・術後のケア

線維芽細胞療法の手術が成功したとしても、そのままずっとお肌のハリや弾力を維持できるわけではありません。

通常、線維芽細胞療法の効果は1~2年程度、長くても3年と言われますから、50歳でこの手術を初めて受けたとして、70歳までの20年間で、10回以上の手術を受けることになります。

実際には、1回の治療が1度の手術で終わる、とは限りません。

移植の効果を高めるために、1回目の手術後、1~3週間してから2度目の手術をすることもあります。

つまり、手術そのものの回数でいえば、50歳から70歳までの20年間に最大20回程度の手術が必要という計算になります。

手術のたびに皮膚から採取が必要?

手術のつど、耳の後ろから細胞を採取するわけではありません。

一度の採取で、5~20回程度の治療用の線維芽細胞の培養が可能とのこと。培養した細胞は、凍結保存され継続的な手術に使われます。

細胞を採取した痕跡は残らない?

皮膚は、耳の後ろなどの目立たない部位から採取され、1cm×0.5cmの小豆大ですが、クリニックによっては米粒大のところもあります。

採取は麻酔をしておこなわれ、採取後縫合し、その後抜糸されますが、傷痕は外観上目立たないようです。

術後の後遺症は?

注入部は、約1~2週間腫れ、移植した線維芽細胞が本来の働きを発揮するまでには、約1ヶ月かかります。

移植後、注入した部位はそっと扱わなければなりませんが、さらに6ヶ月間は、注入部位のマッサージなどはできません。

外科手術には、常に感染リスクがともないますが、これは線維芽細胞療法についても同じです。感染を防ぐために、線維芽細胞療法でも抗生物質が投与されますが、感染の症状によっては、移植した部分の除去することもあるようです。

また、アレルギーや麻酔にともなうリスクのほか、皮膚の表面が乾燥してむける、表面に凸凹ができるなどが起こることもあるそうです。

通常、これらの症状は、数か月で消えますが、まれに1年ぐらい続くことがあるとのこと。

線維芽細胞療法の効果が2年ぐらいだとすると、実際に快適な状態でいられるのは1年ぐらいしかない場合も?

なお、国内のAクリニックでは、2006年から2017年10月までに、15,000例以上の治療を実施していますが、重篤な症状、皮膚の変形などは1例も発生していないようです。

線維芽細胞療法の費用は?

美容外科でよくトラブルになるのが、治療費用ですね。

さきほど例に出したAクリニックでは、1部位(1cc)治療料金 99,000円+5,500円(初診料)(税込)となっています。1ccの治療範囲というと、500円玉4枚ていどの大きさになります。

割と安いと思うかもしれませんが、範囲が広ければ3cc~4cc必要になり、1回目の効果次第では、2度目の手術が必要になることも。

また、2回目以降の手術のために、線維芽細胞を凍結保存するための費用が必要です。Aクリニックの場合、月額1万円前後。

ちなみに、Bクリニックでは、1回目の施術料金は、140万円~220万円。2回目は、80万円~160万円などとなっています。

治療後のケアは要らない?

線維芽細胞療法の治療を受けた後、ケアがまったく要らないわけではありません。

医師からも、その後のスキンケア、生活習慣(紫外線暴露、喫煙、過度なダイエット等のストレス)等により影響を受けることなど、説明があります。

また、治療の効果を最大限にひきだすためには、紫外線予防・保湿等の適切なスキンケアが重要としています。

線維芽細胞療法は、皮膚の外側から部分的な治療をおこなうわけですから、注入した線維芽細胞が衰えてきたところで、再治療を繰りかえすことになります。

まとめ

線維芽細胞療法は、効果が期待できる期間が短いこと、部分的な治療である、術後のケアが欠かせないこと、などを考えると、コスト的にも効果が高いとは言えないでしょう。

お肌の広範囲へのケアであれば、線維芽細胞へはたらく美容成分を配合した美容ドリンクを試してみるのも良いかもしれません。

スキンケアはカラダの内側からが大事と言われますが、それは肌がカラダの内側から作られていくからです。

線維芽細胞にはたらく成分にはいろいろあります。美容ドリンクやサプリで摂取した成分は、すべてがそのまま線維芽細胞にはたらくわけではありません。

しかし、カラダの余計な負担をかけず、線維芽細胞へのはたらく可能性を考えると、試す価値はあるはずです。

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