「寒暖差」が肌の不調の原因に!バリア機能に直接影響も
1日の寒暖差が大きくなると、自律神経が乱れ、だるさや疲れを感じることがあります。
寒暖差疲労についてわかっているつもりでも、突然の体調不良はなんとかならないの!?と思うのはだれもが同じ。気分の問題だけならまだしも、お肌への直接的な悪影響もあるようですから、そのまま我慢というわけにもいきません。
体温を調節するときには、自律神経のはたらきによって、汗をかいて体温を下げたり、体を震わせて体温を上げます。これを、1日のなかで何度も繰り替えすと、自律神経が乱れ、血行不良や体調不良の原因になります。
自律神経の乱れは、臓器にも大きな負担となり、肩こり、便秘、不眠、冷えなど、さまざまな身体の不調となってあらわれ、その結果、肌あれ、乾燥、敏感症状などの肌トラブルが起こります。
寒暖差で肌のバリア機能が低下!
大きな寒暖差により、自律神経が乱れると、血液の循環がとどこおり血行が悪くなることで、十分や酸素や栄養素がお肌へとどけられなくなります。
ターンオーバーのサイクルが乱れ、バリア機能が低下することで、お肌の水分が逃げ、乾燥肌や敏感肌、肌荒れなどの肌トラブルをひき起こします。
寒暖差は直接皮膚のバリア機能にも影響をあたえる!?
資生堂「dprogram」によれば、寒暖差は、皮膚のバリア機能に直接影響をあたえるとのこと。
皮膚が寒暖差を察知すると、バリア機能とうるおいのために必要な酵素「カスパーゼ14」が減少するため、うるおう力が低下し、肌荒れの原因になるようです。
角質層の天然保湿因子・NMF(Natural Moisturizing Factor)の産生がうまくいかないと、皮膚のバリア機能が低下することがわかっています。NMFは、その約半分がアミノ酸で構成され、角層の中で水分を抱え保持し、肌にうるおいを与えています。
肌にふくまれるタンパク質「フィラグリン」は、ターンオーバーの過程で分解され、天然保湿因子「NMF」になります。東京医科大学の研究によれば、このフィラグリンの一部を最初の過程で分解するのが、酵素「カスパーゼ14」だそうです。
つまり、寒暖差の察知によって「カスパーゼ14」が減少するため、角質層の天然保湿因子・NMFが減少し、バリア機能が低下するというメカニズムのようです。
「カスパーゼ14」を産生促進する効果があるといわれるのが、「木苺果実抽出液」だそうです。化粧品成分と医薬部外品、どちらにも「キイチゴエキス」として配合されます。
「キイチゴエキス」配合の化粧品
カスパーゼ14の産生を促進する「キイチゴエキス」を配合しているのが、【医薬部外品】資生堂 リバイタル のシリーズです。
◎資生堂 リバイタル ローションセラム
◎【医薬部外品】資生堂 リバイタル ナイトセラム
肌のバリア機能を改善する「ナイアシンアミド」
肌のバリア機能を改善する薬用成分として、最近注目されているのが「ナイアシンアミド」です。
ナイアシンアミドには、セラミド合成を促進して、バリア機能を修復するはたらきがあります。セラミドは、角質細胞間を満たしている細胞間脂質の約半分を占め、水分が蒸発するのを防いで肌のバリア機能にはたらいています。
肌のバリア機能を回復するためには、肌を清潔に保つのはもちろんですが、なんといっても大切なのが”保湿”です。
北の快適工房「シンピスト」には、医薬部外品としてナイアシンアミドが配合され、薬用成分が真皮層にまでとどいて、深いシワにもはたらくようです。しっかり保湿してシワにもケア!寒暖差に負けない肌をつくりましょう。