「ナイアシンアミド」の効果・美容成分に欠かせない補酵素のはたらきとは?

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ナイアシンアミドは、医薬部外品ではニコチン酸アミドとも表示されるビタミンB3の一種で、2018年に、シワ改善の効果が承認されました。

かなり以前から、化粧品や医薬部外品に配合されてきた成分ですが、シワ改善の有効成分として配合されるようになってからまだ新しい成です。

ナイアシンアミドを配合した薬用化粧品(医薬部外品)は、少しづつ(ゆっくり)効果があらわれてくるようですが、これはナイアシンアミドの補酵素としてのはたらきによるものと考えられます。

お肌へのはたらき方が他の美容成分と違いますので、そのメカニズムを正しく理解することが、ナイアシンアミドのチカラを引き出すポイントになるでしょう。

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ナイアシンアミド・他の美容成分との違い

そもそもシワは、つぎのような原因によってできると考えられています。

  • 角質層の水分が不足することによる乾燥
  • 真皮層のコラーゲンの減少

皮膚のもっとも外側にある角質層では、細胞間脂質のセラミドが水分の蒸発を防いでいます。つまりセラミドが、皮膚のバリア機能の要となりお肌の乾燥を防いでいます。

美容成分としてよく知られているものに、「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」があります。

お肌の水分をおぎない、ハリ・弾力を維持するために、化粧品などに配合されますが、いずれも美容成分そのものを補うのが目的です。

コラーゲンのように肌に浸透しないものは低分子化し、ヒアルロン酸では、マイクロニードル技術によって皮膚の奥へ直接とどける技術が開発されています。

いずれも、美容成分をそのままお肌にとどけるのが目的ですが、ナイアシンアミドには、補酵素としてセラミドやコラーゲンの産生を助けるはたらきがあります。

ナイアシンアミドは美容成分そのものではありませんが、シワを改善する成分の産生に働くことで、おだやかにその効果があらわれると考えられます。

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ナイアシンアミド・補酵素としてのはたらき

ナイアシンアミドの補酵素としてのはたらきとは、どういうものなのでしょう。

酵素は、体内でタンパク質からつくられ、栄養成分の消化・吸収、全身の代謝、免疫反応や体の調節機能など、体内での化学反応に欠かせない物質です。

しかし、酵素だけでは、この化学反応がおきない場合があり、酵素のはたらきを助けるのが補酵素の役割です。

補酵素が減少すると、酵素のはたらきが低下しますから、結果的に体内の代謝機能も衰えることになります。

多くの補酵素が体内でつくられますが、ナイアシン・ナイアシンアミドは、体内でつぎのように補酵素(NAD)に変換されます。

ニコチン酸 → ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド) → NAD(補酵素)

ナイアシンアミドなどのビタミンB3からつくられる補酵素・NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、生命を維持するためのエネルギー産生には必須の成分です。

さらにNADは、老化や寿命を制御するとされるサーチュインという物質の活性化にも必要ですが、ここでは詳しい説明はしません。

ナイアシンアミド・化粧品に配合される目的は?

ナイアシンアミドは、スキンケア、クレンジング、ヘアコンディショナー、シャンプー、スカルプケア、メイクアップ、シートマスクなど、さまざまな化粧品につぎのような目的で配合されています。

  • セラミドの産生を促進してバリア機能を改善する
  • コラーゲンの産生を促進してシワを改善する
  • メラノソームの輸送を抑制し色素沈着を抑える
メラニン色素はメラノソームに貯蔵され、表皮へ受け渡されていくことで色素沈着が起こります。

医薬部外品(薬用)には、ナイアシンアミドのこれらの作用機序のうち、実際に検証された効果効能が表記されることになります。

一般の化粧品などでは、ナイアシンアミドが配合されていても効果効能は表記されませんが、これらの働きがなくなるわけではありません。

まとめ

ナイアシンアミドは、シワ改善だけでなく、色素沈着を抑えるはたらきがあるので、くすみやシミが薄くなってきたという方もいます。

ただし、補酵素としてメラニン色素が表皮に押し出されるのを防ぐだけなので、メラニン色素そのものを除去したり破壊するわけではありません。

数ヶ月間使い続けることで、ナイアシンアミドの効果を実感できるようになるのも納得ですね。

一般的なスキンケアアイテムを含め、医薬部外品(薬用)の化粧品には、ナイアシンアミドの作用機序を考えて、他の美容成分もあわせて配合されています。

たぶん、ナイアシンアミドの補酵素としてのはたらきについては、気づかないかも。


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