「麹甘酒」は日本古来のスーパーフード!美肌やダイエットにも?

スキンケア
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「甘酒」の評価が、若い女性の間で年々高くなっています。

栄養豊富な甘酒は”飲む点滴”と呼ばれていますが、ビタミンB群を豊富に含んでいることから、”飲む美容液”とも言われます。

”酒”という字がついているので、アルコ―ルが含まれているのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。

じつは、甘酒には2種類あり、アルコールが含まれないものと、アルコールを含むものがあります。

味噌や醤油の醸造でつかわれる麹を使った「麹甘酒」は、ノンアルコールなので、子供も飲むことができますから、冷やした甘酒は、暑い季節の栄養補給にピッタリ!

2種類(アルコールを含むもの・含まないもの)の「甘酒」

甘酒といっても、アルコールを含むもの(酒粕甘酒)と、アルコールを含まないもの(麹甘酒)の2種類があります。

醤油や味噌などの発酵食品を作るときにつかわれる麹菌からつくられる麹甘酒は、米や大豆などの原材料にに麹を混ぜて保温し、でんぷんを糖化させて作られます。そのため、「酒」という名がついていますが、アルコール分は含まれません。

一方、酒粕甘酒は、醸造過程でできる酒粕を、水や湯で溶き、砂糖などで甘みをつけたものなので、基本的にアルコールが含まれます。糖分を加えるため、カロリーも高くなりがちです。

アルコールを含まない麹甘酒は、子供や妊娠中の女性でも安心して飲むことができるので、暑い季節の栄養補給にピッタリというわけです。

甘酒は、赤ちゃん(9ヶ月ごろから)の離乳食としても適しているようです。また、未発達な赤ちゃんの腸内環境を保つはたらきもあります。もちろん、ノンアルコールの麹甘酒であることを確認してください。

「麹甘酒」の豊富な栄養素

甘酒が、飲む点滴と呼ばれる所以は、おもな成分のブドウ糖にあります。

ブドウ糖は、食事から摂取したごはんやパンなどの糖質が分解されたもので、体の重要なエネルギー源です。

甘酒の場合、麹菌によって、すでにブドウ糖に分解されているため、素早くエネルギー源として吸収されるため、飲んですぐに疲労回復が期待できることになります。

甘酒には、ビタミンB群やアミノ酸、ミネラルなどの栄養素が含まれていますが、なかでもうれしいのがビタミンB群です。

美肌のための栄養素「ビタミンB群」

ビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの総称です。

ビオチンは、美容にとって、とても重要なビタミンです。エネルギー産生に関わり、皮膚、髪の毛、爪、粘膜の健康を保つとともに、筋肉痛の緩和にもはたらきます。

ビタミンB2には、脂質をエネルギーに変えたり、皮膚・粘膜の代謝に関わるなどの働きがあります。

また、ナイアシンは、エネルギーの産生に関与し、皮膚・粘膜の炎症を防いだり、神経の働きを正常に保ちます。ナイアシンが不足すると、皮膚炎や口内炎、さらにはイライラなどの原因にもなるようです。

ビタミンB6は、免疫機能や皮膚の健康に関わるだけでなく、赤血球の合成などを正常にたもち、神経伝達物質の生成を助けるというはたらきもあるようです。不足すると、皮膚炎やかゆみ、貧血、下痢、うつなどの原因になると言われます。

美肌のためのアミノ酸「エルゴチオネイン」

エルゴチオネインはアミノ酸の一種で、活性酸素を強力に除去する働きが確認されており、肌のシミ、シワなどを予防するアンチエイジング効果が期待されています。

エルゴチオネインは、キノコに多く含まれますが、麹菌もキノコと同じ菌類なので、このエルゴチオネインが含まれています。

エルゴチオネインは”最強の抗酸化物質”とも呼ばれ、その高い抗酸化力は、ビタミンEの7000倍とも言われています。

美容的には、紫外線を浴びた際の炎症やコラーゲンの分解をおさえ、皮膚の老化をおさえる効果があると言われています。

「麹甘酒」は健康志向にもピッタリ!

麹甘酒はノンアルコールなので、子供から大人まで、妊娠中でも安心して飲むことができるので、健康志向の20~30代の方にも人気です。

以前、マクロミル社が、登録モニターのうち、全国20~30代の男女2075人を対象に実施した“流行グルメ2017”のアンケート(2017年9月調べ)では、甘酒が2位にランクインしていました。

とくに、味噌や醤油などの醸造につかわれる麹菌が原料となっている麹甘酒は、砂糖などの甘味料をつかっていないので、カロリーも少なくヘルシーということになります。

麹甘酒「レジスタントプロテイン」はダイエットにも!

麹甘酒に含まれるレジスタントプロテインには、脂肪や油分を吸収して、体外へ排出するはたらきがあります。

レジスタントプロテインは、消化されにくいタンパク質のことで、食べ物に含まれる脂質や油分を小腸で吸着し、包み込むようにして体外へ排出してくれます。

ちょうど食物繊維のようなはたらきがありますから、麹甘酒はダイエットに関心がある方にもおすすめです。

まとめ

もともと甘酒は、江戸時代から疲労回復の栄養ドリンクとして親しまれてきたもの。

江戸時代は夏のスタミナドリンクとして飲まれていましたが、近年は正月や雛節句で飲むぐらいで、冬の飲み物という印象が強く、普段あまり口にすることがない飲み物でした。

あるTV番組でも、甘酒の健康効果について、つぎのように解説しています。

  • ビタミンB、アミノ酸などの栄養素を多く含んでいる
  • 発酵していることで吸収しやすくなっているため、飲む点滴といわれている

さらに麹甘酒に含まれるレジスタントプロテインには、脂を吸収して対外へ排出してくれる効果があるそうですから、ダイエットにもおすすめです。

また最近では、化粧品の原料としても使われはじめています。

麹甘酒は、化粧品にも使える万能選手! これこそ日本のスーパーフードかもしれません。