Ⅲ型コラーゲン(ベビーコラーゲン)の効果・お肌のハリとの関係は?

しわ
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Ⅲ型コラーゲン(ベビーコラーゲン)の効果・お肌のハリとの関係

Ⅲ型コラーゲンは、通称ベビーコラーゲンとも呼ばれ、Ⅰ型コラーゲンとともに皮膚の弾力やハリをつくりだしています。

皮膚は、表層から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっており、真皮層全体に存在するⅠ型コラーゲン、真皮最上部の乳頭層のⅢ型コラーゲンが、お肌の弾力やハリに大きくかかわっているようです。

とくに、真皮最上部の乳頭層のⅢ型コラーゲンが減少すると、お肌の表面に凹凸ができることによってハリが低下し、見た目にも影響するといいます。

赤ちゃんのぷるぷるした肌は、このⅢ型コラーゲンによって生み出されていますが、Ⅲ型コラーゲンは残念ながら年齢とともに減少していきます。

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子どもの傷が治るのが早いのは、このⅢ型コラーゲンの「再生能力」によるものともいわれています。

資生堂の研究では、お肌全体のハリが失われるよりも早く、30代から肌内部のハリが低下しはじめ、その原因にはⅢ型コラーゲンの減少が関係しているといいます。

Ⅲ型コラーゲンの減少によるハリ強度の低下とは

年齢とともに、真皮層全体に存在するⅠ型コラーゲンが減少することによって、お肌全体のハリが失われていくことは知られていました。

しかし、資生堂の研究によれば、真皮層のもっとも上にある乳頭層に分布しているⅢ型コラーゲンの減少は、それよりさらに若い年齢(30代)から始まっているとのこと。

Ⅲ型コラーゲンの減少によって、お肌内部のハリ強度が不均一になり、凹凸が生じ、お肌の見た目にも影響するようです。

Ⅲ型コラーゲンの減少は、40代になるとさらに進行するため、ハリ強度が低下している人は、ハリ強度が低下していない人の肌とくらべると肌表面に小さな凹凸が生じる傾向があるとのこと。

30代になって、20代のときの肌との違いを感じさせられる原因は、どうやらⅢ型コラーゲンの減少による影響が大きいようです。

年齢とともに急激に減少するⅢ型コラーゲン

美肌には欠かすことができないⅢ型コラーゲンは、大人になると、Ⅰ型コラーゲンとの割合が逆転します。

赤ちゃんのときは、Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの割合はほぼ同じぐらいですが、この比率は、加齢によってⅠ型コラーゲン10:Ⅲ型コラーゲン1まで変化するようです。なんと、赤ちゃんのときの10分の1に!

一般的に成人では、Ⅲ型コラーゲンは、通常5%未満と言われていますから、赤ちゃんのぷるぷる肌とはかけ離れてしまうのも納得です。

ベビーコラーゲン(Ⅲ型コラーゲン注入)療法について

ベビーコラーゲン注入療法は、Ⅰ型コラーゲン:Ⅲ型コラーゲン=50:50をシワが気になる部分、目尻のシワ、額(ひたい)のシワ、目の下のくまなどに注入する施術です。

皮膚の真皮層の70%はコラーゲンですから、ベビーコラーゲン注入療法がお肌と馴染みやすいだけでなく、Ⅰ型コラーゲン:Ⅲ型コラーゲンの比率は、赤ちゃんのぷるぷる肌と同じ比率ですね。

ベビーコラーゲン注入療法では、治療後一時的に、針痕や赤み、腫れ、内出血が起こることがあります。内出血が起きた場合でも、1~2週間程度で自然に消失するようです。

ベビーコラーゲン注入療法は、都内Aクリニックの場合、1回の費用が1部位で約20万円前後かかりますが、効果が持続するのは数ヶ月。3か月~6か月ごとに、リピートすることをすすめています。

Ⅲ型コラーゲンの産生にはたらく線維芽細胞

お肌の真皮層にある線維芽細胞には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの美容成分をつくりだす働きがあります。

真皮層の乳頭層に存在するⅢ型コラーゲンも、この線維芽細胞からつくられます。

卵殻膜とⅢ型コラーゲン発現量の関係

卵殻膜とは、卵の殻の内側にある薄い膜のことで、豊富なアミノ酸を含有しています。卵殻膜には、Ⅲ型コラーゲンの分泌を高める働きがあるそうです。

卵角膜の研究で知られる跡見客員教授は、線維芽細胞を、卵殻膜のある培地で培養した場合と、卵殻膜なしの培地で培養した場合で比較し、下図のような結果を発表しています。

※引用:アルマード公式サイト

卵殻膜がある培地では、Ⅲ型コラーゲンの発現量が1.5倍になっていることが確認できます。

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まとめ

お肌のハリや弾力をつくりだしているのが、真皮層の70%を占めるコラーゲンです。

なかでも乳頭層のⅢ型コラーゲンは、赤ちゃんのぷるぷる肌をつくりだしていますが、年齢とともに減少し、大人の肌では、Ⅰ型コラーゲンに対しわずか10分の1しかないと言われます。

30代になると、Ⅲ型コラーゲンの減少による凹凸が肌にあらわれるため、ハリに変化が感じられるようになります。

ベビーコラーゲン注入療法を、専門クリニックで施術してもらう方法もありますが、費用的な負担が大きく、効果を維持するには、継続的に施術を受ける必要があります。

古くから東洋医学でも使われてきた卵殻膜は、近年の研究によれば、線維芽細胞を通して、Ⅲ型コラーゲンの産生を促す働きがあるとのこと。

卵殻膜の研究で知られるアルマード社の「III型ビューティードリンク」は、即効性はありませんが、続けることで体の内側からサポートしてくれるようです。