乾燥肌のスキンケアは「保湿」と「補湿」の違いを知ることがポイント!

スキンケア
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乾燥肌は、かゆみやピリピリした痛みに悩まされるだけでなく、カサカサしたりかゆいところを掻きこわして、重症化させてしまうことも少なくありません。

掻きこわしてしまうと、ステロイド剤だけでなく抗生剤が必要になり、掻いたところが、色素沈着によってしばらく残ることも。

乾燥肌によるかゆみなどの症状に悩まされないためには、「保湿」と「補湿」の違いを知って適切なスキンケアをおこなうのがポイントです。



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乾燥肌のスキンケア・「保湿」と「補湿」の違いについて

スキンケアアイテムには、「保湿」と「補湿」を目的とした成分が配合されていますが、それぞれの違いを知っておくことが、正しいアイテム選びに役立つはずです。

  • 保湿
    ・肌の水分を逃がさないことにより、皮膚のバリア機能をサポートし、皮膚の健康を維持します。
  • 補湿
    ・加齢などにより水分量が減った肌に、水分を補い、うるおいを保ちます。

肌が乾燥した状態だと水分量が足りていませんから、「補湿」によって水分をおぎなうのはもちろんですが、「保湿」によって水分が逃げないようにしっかりフタをしてあげなければなりません。

男女を問わず、肌の「保湿」と「補湿」機能は、年齢とともに衰えていきます。皮膚のバリア機能を保つためには、「保湿」と「補湿」の違いを理解して、適切なスキンケアが必要になります。

「保湿剤」の種類について

市販の「保湿剤」には、保湿と補湿の機能がありますが、大きくつぎの4種類に分類されます。

  • 化粧水(ローション)
    ・肌に潤いを与えるために、水溶性の保湿成分や美容成分が配合されています。化粧水は蒸散しやすいので、乳液やクリームでフタをする必要があります。
  • 乳液
    ・乳液には、油分を補ってうるおいを閉じ込めるとともに、肌をなめらかに整え、外部刺激から肌を守るはたらきがあります。つけ心地は、クリームよりサラッとしています。
  • クリーム
    ・乳液よりも油分が多く、水分を逃がさないので、乾燥しやすい肌質の方に向いています。
  • 軟膏
    ・油分量がもっとも多く、ひび割れなどの症状があるときには効果的です。

水分が逃げないようにフタする役割がある油分量は、化粧水(ローション) ⇒ 乳液 ⇒ クリーム ⇒ 軟膏 の順に増えていきます

化粧水には、うるおいを与えるだけでなく、洗顔で変化したpHをすみやかに弱酸性に戻すはたらきもあります。

保湿剤を使う順番は?

保湿剤を使うときは、油分量が少ないものから順番に使っていきます。使う順番が逆になると、油分のフタによって水溶性の成分が浸透しにくくなってしまいます。

美容液を使うときは、化粧水(ローション)⇒ 美容液 ⇒ 乳液 ⇒ クリーム の順に使います。間違えると、せっかくの美容成分が肌へ浸透できなくなってしまいます。

乾燥があまり気にならないのであれば、季節によっては化粧水(ローション)だけでも良いかもしれませんが、乾燥肌の方は、クリームでしっかりフタをしましょう。

「化粧水」と「乳液」の使い方

化粧水や乳液を、顔全体になじませる時は、「コットン」または「手」を使って、ムラなくていねいにうるおいを届けます。

  • 中心から外へ、下から上へ、血流にそってなじませます
  • ゆっくりと、圧力をかけすぎず、なめらかに滑らせます

「手」を使った「化粧水」と「乳液」の使い方については、資生堂の動画がわかりやすいので、参考にしてください。

保湿剤によるスキンケアはいつおこなう?

毎日のスキンケアでは、基本的に、朝夜の洗顔後、肌が清潔な状態のときに保湿剤を使います。

化粧水には、保湿(補湿)機能だけでなく、洗顔で変化したpHをすみやかに弱酸性に戻すはたらきがあります。

洗顔後、清潔で肌がととのった状態で化粧水をつかうことで、水分や美容成分がしっかり肌に浸透してくれることになります。

もちろん、化粧水をつかった後は、水分が逃げないように、乳液(またはクリーム)でしっかりフタをしましょう。

「オールインワン」の保湿(補湿)効果は?

「オールインワン」は、1つのアイテムで、化粧水や乳液としての機能だけでなく、美容液や化粧下地の機能をあわせもった商品が多く、「時短+コスパ」のアイテムとして人気が高まっています。

ライン使いをしている方からは、オールインワンは中途半端なんじゃない?との声もあります。

たしかに、水分を与える「化粧水」と、水分が逃げないように油分でフタをする「乳液」や「クリーム」では、水と油。

しかし、最近のオールインワンは、配合成分や配合バランスがとてもよく、使用感も良いことから、使う方が増えてきました。口コミからも、乾燥しやすい肌質の方の満足度がつたわってきます。

まとめ

乾燥肌、あるいは乾燥しやすい肌質の方にとって、かゆみやカサカサ、ピリピリしたりなどの不快な症状は、ストレスが溜まる原因にもなります。

肌に症状があらわれないと、なかなか本気でスキンケアを始めるキッカケがつかめないかもしれませんが、いったん肌トラブルを悪化させてしまうと、簡単には治りません。

「化粧水」と「乳液(クリーム)」によるていねいなスキンケアが難しいようであれば、「オールインワン」をはやめに試してみると良いでしょう。

乾燥肌にかぎらず、肌質や体質には個人差がありますので、自分の肌質に合ったスキンケアアイテムを探してみてください。



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