衣類の刺激が肌トラブルの原因に・〔裏ワザ〕睡眠中にかゆくなるのを防ぐ
肌の乾燥は肌トラブルの原因になりますが、スキンケアでしっかり保湿をしていても、かゆみや発疹などに悩まされることがあります。
冬の乾燥期へむけて、早くから保湿をつづけていれば、かゆみや発疹になやまされることは少ないはずですが・・・。
それでも強いかゆみから睡眠をさまたげられるようなことがあれば、もしかしたら衣類による刺激が原因かもしれません。とくに、インナー選びがポイント!
衣類の刺激が蕁麻疹(じんましん)の原因に!
予告なしに突然おそってくる、蕁麻疹(じんましん)はとてもやっかいです。かゆくなったり、皮膚が盛りあがったり。
食品や植物などのアレルギー物質が原因の場合もありますが、意外と多いのが、衣類の刺激によるもの。
肌質にもよりますが、ファッション性の高い下着などをつけたときにチクチクするようなら、衣類の素材そのものか締め付けが皮膚を刺激しているのかもしれません。
背中、腰まわり、足など、かゆくなる部位はさまざまですが、衣類が接触している部位に多少でも皮膚になんらかの刺激があるなら、蕁麻疹を疑ったほうがいいでしょう。
どんなにデザイン性やファッション性が高い衣類でも、それが原因で夜も眠れないようになったら元も子もありません。
せめて、睡眠中にかゆみで目が覚めることがないように、寝るときの下着とパジャマは、肌への刺激が少ないものを選んだほうがいいでしょう。
肌トラブルを防ぐための衣類選び
どんなにファッション性が高いお気に入りの衣類でも、蕁麻疹などの肌トラブルが起きてしまっては元も子もありません。
生地の素材だけでなく、レース飾り、金具、ゴムなどが刺激になることがあるので要注意!
また、身体に密着したり強く締め付ける衣類も避けたほうがいいでしょう。肌トラブルを避けるための衣類選びのポイントをまとめました。
- 綿100%の素材
・木綿は、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維とくらべ、肌への刺激が少ないようです。柔らかくて蒸れにくく、肌にやさしいのが特徴です。 - やわらか素材
・綿100%であっても、ジーンズのように厚手のものは、動いたときの肌への刺激が強くなります。できれば、柔らかなものを選びましょう。 - 肌に密着するものは避ける
・どんなに肌にやさしい素材でも、肌にを締め付けるものは避けましょう。摩擦が肌トラブルの原因になってしまいます。 - できれば日本製を
・敏感な肌質にはやはり日本製が一番安心ですが、触感がよい外国製(海外ブランド)もありますので、自分の肌にあったものを選びましょう。
やさしい素材のインナーで肌をまもる
肌に直接触れるインナーには、注意が必要です。インナーは肌へ直接刺激をあたえますから、ピリピリしたりガサガサした感触のものはNG!
もしインナーが肌にやさしい素材なら、ファッション性の高いドレスやパンツなども、あまり気にしないで着ることができます。
パジャマは、肌にあわない素材だと、睡眠中かゆみで夜中に目が覚める原因に。また、足首を締め付けるものもおすすめできません。
そんなときに、肌にやさしいインナーを着ていれば、綿100%の素材でなくても多少安心できます。さらに、かゆみが出やすい太ももなどをカバーできるステテコを下にはくのもおすすめです。
〔裏ワザ〕睡眠中、衣類の刺激でかゆくなるのを防ぐ
綿素材100%のパジャマを着て寝ていても、突然のかゆみに襲われて起きることがあります。
綿100%のやさしい素材の衣類でも、縫い目が肌への刺激になっているようです。たとえば、デニム。
デニムのように厚手の生地は、縫製もしっかりしていますから、縫い目そのものが刺激になることがあります。これは、パジャマや下着もおなじ。
そんなときは・・・。思い切って、裏返し!
縫い目を感じることなく、ソフトな感触で着ることができるはず。ただし、そのまま戸外へ出ることがないように。
皮膚の乾燥は肌トラブル最大の敵!
パジャマやインナーがどんなにやさしい素材でも、お肌が乾燥していては元も子もありません。
入浴後は、皮膚の水分が蒸発しやすい状態になっています。石鹸によって皮脂が落とされていますから、シャワーなどによる水分が蒸散するときにお肌の水分も奪われてしまいます。
入浴後は、5分以内にクリームなどで、しっかり保湿するのがベスト。そのうえで、肌にやさしいインナーを着てリラックスしましょう。