<肝斑治療>トラネキサム酸の効果・妊娠中は?
肝斑は、顔の両側に左右対称に発症するシミで、とくに目の下を縁取るように現れるのが特徴です。
※引用:薬用「フォトシンデレラ」HP
30~40歳代に発症しますが、高齢者にはほとんど見られないことから、女性ホルモンのバランスが大きく関係していると言われ、妊娠やピルの服用によって発症、あるいは悪化することがあります。
シミの治療には、外用薬、内服薬、レーザー治療、ケミカルピーリングなど、さまざまな治療法がありますが、肝斑に有効なのがトラネキサム酸の内服薬です。
肝斑は、レーザー治療によって悪化することがありますが、最新の治療法として、「ピコトーニング」や「レーザートーニング」があります。
「ピコトーニング」については、以下の記事を参考にしてください。
肝斑の原因
肝斑の症状に関係しているのが、女性ホルモンのバランスの変化で、経口避妊薬の服用、妊娠などによって発症し、閉経によって改善していくことが大きな特徴です。
また、紫外線によるシミと合併しているケースもあり、症状にあわせた治療が必要になります。とくに、肝斑はレーザー治療によって悪化することがありますから注意が必要です。
他のシミと肝斑が複合している場合
肝斑が、老人性色素斑の下に重なっている場合、レーザー治療をおこなうと肝斑が悪化することがあります。
さまざまなシミがありますが、そのうち肝斑は約4割を占めていて、2つ以上のシミをもつ人も少なくありません。
基本的には、1~2か月で肝斑を改善し、次にほかのシミを治療する方法がとられることもあります。
肝斑へのトラネキサム酸の効果
- 色素沈着抑制による肝斑の改善
- プラスミン生成抑制による抗炎症作用
トラネキサム酸は、人工的に合成されたアミノ酸の一種です。シミの元となるメラニンを生成する細胞メラノサイトの活性化を抑制し、シミをできにくくする効果が期待され、肝斑の改善効果が確認されています。
プラスミンは、炎症を引き起こす酵素で、疲労やストレス、紫外線や乾燥などの外部刺激によって生成され、増え続けると肌荒れやニキビができやすくなると言われています。
トラネキサム酸がプラスミンの生成を抑制することで、肌荒れの予防や改善が期待できるわけです。
トラネキサム酸は、色素沈着をしている部位、すでにシミができている部分に対しても、メラノサイトの活性化を抑えてくれますから、すでにシミができていたとしても、美白効果が期待できると考えられます。
トラネキサム酸の内服薬の場合、4~5週間ぐらいでその効果があらわれるようです。
妊娠中の女性へのトラネキサム酸の投与
とくに肝斑への改善効果が期待できますが、ほとんどのクリニックでは、妊娠中や授乳中の方へのトラネキサム酸の投与は、安全性が確認できていないとして、処方を断ることが多いようです。
女性ホルモンのバランスがくずれやすい30代~40代に肝斑がでやすいので、ちょうど妊活中や妊娠中と時期的に重なりますから注意が必要です。
トラネキサム酸の安全性と副作用
トラネキサム酸は、副作用が起こる可能性が非常に低く、また命にかかわる重度な副作用が起こることは考えにくい薬剤であるとされ、歯磨き粉にも配合される安全性が高い成分です。
しかし、副作用は全くゼロではありません。痒み、湿疹、嘔吐、下痢、胸やけ、食欲不振などの症状が出る可能性もあるとされているようですが、トラネキサム酸の副作用についての研究があまりなされていないことも理由の一つになっています。
トラネキサム酸配合の【医薬部外品】
トラネキサム酸の医薬品は、クリニックなどの医療機関で処方してもらう必要があります。
しかし、専門医に診てもらうほどではないし、クリニックへいくのも面倒、という方には、【医薬部外品】のコスメを使えば、手軽にトラネキサム酸の効果を実感することができます。
【医薬部外品】コスメのトラネキサム酸の配合量は、医薬品とくらべると少なく、内服薬ではありませんから、スキンケアを続けるなかで少しづつシミが改善していくことになります。
他の美容成分があわせて配合されていますから、美白だけでなく、毎日のスキンケアでお肌の印象が変わっていくのが楽しみ!
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