睡眠と肌の関係・寝不足がなぜニキビの原因に?

スキンケア
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寝不足だと、お肌の調子が悪くなるのはだれしも経験があると思います。ニキビができやすくなるのも、その一つ。

とくに大人ニキビは、思春期ニキビと違い、フェイスラインや口の周りにできやすく、治りにくのが特徴。睡眠不足は、このやっかいな大人ニキビの原因にも。

ここでは、睡眠中のホルモンがどのようなはたらきをしているのかを知ることで、なぜニキビなどの肌トラブルが起きやすくなるのかを確認します。

睡眠不足がニキビの原因になる理由・ホルモンの影響とは

そもそもニキビは、お肌がどのような状態のときにできやすいのでしょう。

ニキビはなぜできる?

ニキビは毛穴に皮脂がつまったものですが、10代のころにできる思春期ニキビと30代からの大人ニキビではその原因に違いがあり、おなじ対処法では改善できないどころか悪化させてしまうこともあります。

思春期ニキビは、皮脂の分泌量が多いことが原因なので、肌を清潔に保ち皮脂対策をおこなうことで改善され、成長期が過ぎれば、徐々にニキビができなくなります。

しかし、大人ニキビとも呼ばれる吹出物ができるのは、さまざまな原因が考えられるため、思春期ニキビとおなじようなケアではかえって悪化させてしまうこともあるようです。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 睡眠不足や生活習慣の乱れ
  • 精神的なストレス
  • 紫外線による皮膚への刺激
  • 肌の乾燥によるバリア機能の低下
  • 皮膚のターンオーバーの乱れ
  • かたよった食生活

年齢とともに、ターンオーバーのサイクルも長くなっていきますから、できてしまったニキビなどの肌トラブルを改善するのも時間がかかることになります。

肌が乾燥しやすくなることで大人ニキビができやすくなりますから、顔をゴシゴシ洗いはNG。

睡眠中に分泌されるホルモンも、お肌にかなり大きな影響をあたえるようです。質の良い睡眠とあわせて適切なスキンケアをおこなうことが、大人ニキビなどの肌トラブルへの対策になるはずです。

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睡眠不足で乱れる肌のターンオーバー

肌のターンオーバーとは、肌が生まれ変わる仕組みのことで、表皮の一番下の基底層でつくられた新しい細胞が、角化し、最後に垢となって剝がれ落ちるまでの代謝の仕組みのことです。

睡眠不足になると、肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなります

一般的に、ターンオーバーのサイクルは28日(約1ヶ月)と言われますが、年齢とともにサイクルが長くなりますから、お肌が元の状態にもどるのも時間がかかる結果に。

じつは、肌のターンオーバーは、脳下垂体から分泌される成長ホルモンによって促進されます。この成長ホルモンが多く分泌されるのが、睡眠中

成長ホルモンの分泌量のピークは、睡眠に入った直後から3時間前後。ターンオーバーが活発に行われる時刻は22時~深夜2時までともいわれますから、日付が変わる前には寝る習慣をつけておくとよいかもしれません。

成長ホルモンの分泌は、睡眠のゴールデンタイムと呼ばれている22時から2時とされてきましたが、「必ずしも22時から2時に就寝している必要はない」との説がスタンダードになりつつあるようです。とはいえ、なるべく早く寝たほうが、お肌や健康に良いことはたしかでしょう。

それでは、睡眠中に分泌されるホルモンが、健康やお肌にどのような効果を与えているのかを見ていきましょう。

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「成長ホルモン」の肌へのはたらき

睡眠中に分泌される成長ホルモンには、骨の成長と発達、免疫機能の促進、体脂肪の減少、糖代謝のコントロールなどの大切なはたらきがありますが、お肌にとってもつぎのようなはたらきがあります。

  • 肌のターンオーバーを促進する
  • 肌の水分量をふやす
  • 水分の蒸散を防いで肌のツヤをまもる

成長ホルモンは、思春期をピークに年齢とともに減少していきます。

成長ホルモンの分泌量が減少していくにともなって、免疫力が低下する、疲れやすくなる、太りやすくなるなど、心身にさまざまな影響が現れます。

このような成長ホルモンの減少による変化が、ニキビなどの肌トラブルとなってあらわれることになります。

睡眠ホルモン「メラトニン」の肌へのはたらき

睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」は、脳内の松果体で生合成され、季節のリズムや概日リズム(サーカディアンリズム)の調節作用があると考えられています。

メラトニンは、朝起きてから14~16時間後に脳内の松果体で生合成され、心身をリラックスさせることで、自然な睡眠をうながします。

メラトニンが多く分泌されるのが睡眠中で、強い抗酸化作用と抗炎症作用があり、つぎのような効果が期待されます。

  • 肌にハリやツヤを与える
  • 活性酸素を除去する
  • 成長ホルモンの分泌をうながす

メラトニンは、快適な睡眠のために必要なだけでなく、ビタミンCやビタミンEよりも強いと言われる抗酸化作用が、ニキビ対策なお肌にとっても重要な役割をはたしていることがわかります。

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ニキビ対策のための良質な睡眠

睡眠はお肌にとって最高の美容法ですが、仕事や子育てなどで忙しい30代、40代では、良質な睡眠の時間をとるのが難しいかもしれません。

大人ニキビの原因には、精神的ストレス、成長ホルモンや睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌量、肌の乾燥などが関係していますが、これらの原因の多くが、良質な睡眠をとることでかなり改善することに気づいている方はとても多いのではないでしょうか。

睡眠の質とは、眠りの深さのことを指します。深い眠りは入眠後約3時間といわれ、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」が交互に訪れます。

この「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」がワンセット90分となって、睡眠中にくりかえすことになりますが、深い眠りがおとずれるのは入眠後約3時間。この時間帯がニキビ対策のためのカギということになります。

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ニキビ対策の3本柱・「睡眠」「生活習慣」「スキンケア」の見なおし

ニキビ、とくに大人ニキビへの対策は、「睡眠」「生活習慣」「スキンケア」の3本柱を見なおすことが重要なポイントになります。

正しいスキンケアは効果がわかりやすいですが、睡眠や生活習慣の見なおしによる効果はすぐにあらわれないかもしれません。

しかし、ホルモンバランスやターンオーバーが整い、精神的ストレスの解消などにより、結果的に、心身の健康や美肌への効果が期待できることになります。

とくに大人ニキビへの対策として、「睡眠」のほかに、つぎのような「生活習慣」「スキンケア」を心がけることをおすすめします。

  • 十分な保湿をおこなう
  • やさしい洗顔をおこなう
  • 紫外線対策をわすれない
  • 適度な運動をおこなう
  • バランスのよい食事をとる
  • ストレスを溜めない

どれも簡単そうですが、続けるのは意外とむずかしいかもしれません。もしかしたら、睡眠が一番難しい?まずは、ニキビへのスキンケアからはじめましょう。

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睡眠のためのサプリメント

スキンケアなど、起きているときの対策は、心がけしだいでいつでもできますが、睡眠だけはベッドに入ったからといって、快眠できるわけではありません。

まずは、寝る前のスマホやパソコン操作を止めて、寝室の照明を暗くするなど、睡眠環境をととのえることが一番ですが、それでもなかなか快眠できないときは、サプリメントを飲んでみるとよいかもしれません。

睡眠サプリには、「L-テアニン」「GABA」などのリラックス効果がある成分が配合されています。睡眠サプリは、睡眠薬のように直接的な睡眠導入作用はありませんが、日中眠くなるなどの心配がないので、安心して飲むことができます。

良質な睡眠は、美肌のための良薬ともいえます。ぜひ、快適な睡眠を心がけてください。

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