マスクによる肌荒れ・痒みの原因と対処法は？
スキンケア長時間マスクを着けていると、赤みや肌が痒くなったり、プツプツと吹き出物がでることも。
人前では、ほとんどマスクを着けっぱなしですから、外出や人と会う機会が多い方は、とくに肌荒れがおこりやすくなります。
マスクによる肌荒れには、つぎのような原因が考えられます。
- マスクの繊維による摩擦・刺激
- 温度・湿度によるムレ
これからの暑い季節は紫外線が強くなり、汗の分泌量も増えますから、マスクによる刺激はお肌への負担をさらに大きくします。
赤みや痒みなどの症状だけでなく、「マスクネ」と呼ばれるニキビの原因にも。マスク内の高温多湿の環境は、お肌にとってかなりのストレスになりますから、早めのケアを心がけることをおすすめします。
マスクによる肌荒れの原因と対処法
マスクによる肌荒れは、赤みや痒み、ポツポツした吹き出物など、具体的な症状があらわれるまで、なかなか気づきません。
最近、ときどき耳にするようになった「マスクネ」は、「マスク（mask）」と「アクネ（acne）」を組み合わせた造語で、つまりマスク着用が原因でできてしまったニキビのこと。
マスク内は高温多湿になるだけでなく、汗や皮脂・汚れなどにより、雑菌が繁殖しやすい環境のため、ニキビ・吹き出物ができやすくなるわけです。
多少赤みや痒みがある程度の肌荒れなら、早目のケアで改善できますが、症状でもひどくなると、なかなか元の肌の状態にもどりません。
でも現実には、痒みが強くなって、マスクネなど、吹き出物が増えてきてからようやくケアを始めることが多いようです。
マスクの繊維による摩擦・刺激
マスクには、基本的に肌にやさしい繊維（素材）が使われていますが、顔の皮膚への刺激はけっして小さくありません。
ズレたマスクを着けなおすことが多ければ、繰り返しの摩擦によって、皮膚の角質層が削られ、バリア機能が低下します。
とくに、ヒモがあたる部分は密着するので、皮膚への刺激が大きくなります。そこへ紫外線、汗や汚れ、化学物質などの外部刺激が加わりますから、赤みや痒みなどの肌トラブルが起こりやすくなるわけです。
通常の洗顔でも、ゴシゴシ擦り洗いもNG！
顔の皮膚は、見た目以上にとてもデリケートですから、マスクの繊維による刺激がとても大きいことがわかります。
マスクの選び方と正しい使い方
マスクによる肌荒れは、マスクの素材そのものが自分の肌に合っていないなど、つぎのような理由が考えられます。
- マスクの素材が肌に合わない
- マスクの形状が顔に合わない
- 同じマスクを何日も使い続けている
- マスクを洗ったときの洗剤が残っている
新しいマスクを着けたときに、ヒモがあたる部分（頬の上あたり）にチクチクとした刺激を感じることがありますが、こんなときは迷わず別メーカーのマスクに変えましょう。
もったいなさからマスクを使い続け、痒みをこらえ切れずに手の爪で掻いてしまうと、肌荒れがますます酷くなってしまいます。
とくに、マスクのサイズや形状が合わず、顔の特定の部位に強くあたってしまうときは要注意です。
不織布マスクを何日も使い続けるのは、厳禁！雑菌を増殖させるようなもの。抗菌作用がある不織布マスクでも、１日１枚が原則。
洗えるマスクでは、洗剤が繊維に残っていることがあり、肌への刺激となって、肌荒れが起こる原因になります。
マスク内は高温多湿に！サウナとの違い
マスク内は、お肌にとってかなり厳しい環境です。高温多湿のサウナ状態。
サウナなら、水分補給や入浴時間をしっかり管理できますから、健康管理や美容にもおすすめです。
しかし、着けっぱなしが多いマスク内は、湿度100%、外気温との差は、5℃以上にもなると言われます。真夏なら40℃を超える？
高い湿度によって、肌の水分量が保たれると思いがちですが、じつは、マスクを外したときの水分の蒸散によって、肌内部の水分も失われていきます。
とくに汗をかきやすい人は、肌内部がインナードライの状態に。
マスクに覆われた部位以外の肌は、それほど暑さを感じていませんから、適切なケアが遅れがちに。
顔汗に使える薬用デオドラントクリーム
顔汗を掻きやすい人は、マスク内の発汗量も多くなります。
さらに、おでこなど、マスク上部からの汗が多くなれば、マスクも汗や皮脂などで汚れやすくなり、雑菌が増殖する原因に。
あまりにも顔汗の量が多いようなら、制汗効果が期待できる薬用デオドラントを試してみるとよいでしょう。
デオドラントとは、殺菌作用があるクリームなどのことですが、ほとんどのデオドラントは、制汗作用もある成分配合になっています。
デオドラントは、わきが、足裏など、特定の部位に特化したものだけでなく、顔や首回りを含めて全身に使えるものがあります。
ポーランド製「デオエース」は、痒くならないデオドラントとしてわき汗の方に好評ですが、日本製の【医薬部外品】「デオエースEXプラス」は、顔汗にも使えるようです。
安価な制汗剤では、制汗効果が高くても白残りするものもありますが、顔を含めて全身に使えるタイプのデオドラントはそのような心配は無用です。
また、【医薬部外品】として配合している制汗作用がある薬用成分は、肌にやさしい成分が使われています。
さらに、顔汗に使える【医薬部外品】「デオエースEXプラス」には、ボタニカル成分や美容成分などが配合。もちろん、パラペンや合成香料など４つのフリー。
日本国内のISO工場で製造されているのも、安心。顔汗が気になる方は、ぜひ一度ためしてみてください。
