首イボへのケア・ヨクイニン配合「ポツポツケアジェル」の効果は?

イボ
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首のポツポツにヨクイニン(ハトムギ種子エキス)配合のジェルの効果は?

首まわりやデコルテにできたポツポツのイボ。

30代~40代以降の女性にできやすく、そのままにしておくと増えて目立ってくるので、これ以上ふやさないためにも早めのケアが欠かせません。

液体窒素やレーザーを使って首イボを除去する治療法もありますが、術後に色素沈着や傷あとが残るリスクがありますから、首まわりだとちょっと迷います。

もともと首イボは、皮膚の老化によるターンオーバーのサイクルの乱れなどによって、20歳代から徐々にできはじめます。紫外線や日常の生活習慣に原因があると言われますから、まずは生活習慣の見なおしと適切なスキンケアを心がけたほうが良さそうです。

イボケアには「ヨクイニン」を配合した飲み薬がよく使われますが、ヨクイニン(化粧品に配合されるときは「ハトムギ種子エキス」)を配合したジェル・クリームの効果は?

また首イボの種類によっては、ヨクイニンの効果効能についてのエビデンスが確認できていないものもあるようですので、そのあたりについてもお話しようと思います。



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首イボの種類について

一言で「首イボ」といっても、組織的にはつぎの2つに分類されます。

  • 軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)
    ・見た目や大きさによって、アクロコルドンやスキンタッグとも呼ばれます。アクロコルドンは、直径数ミリ~であまり盛り上がっていない扁平なイボで増えていきます。スキンタッグは、直径1~2cm程度の大きさで飛び出して見えます。
  • 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
    ・老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれ、茶色または黒色の少し盛り上がった腫瘍です。50歳以上では80%以上の人にできると言われ、悪性黒色腫など、悪性の病気と判別が難しいケースもあります。

軟性線維腫と脂漏性角化症はどちらも良性のイボですが、できる部位や大きさなどによっては、美容的にも気になります。

とくに、アクロコルドンやスキンタッグとも呼ばれる軟性線維腫は、首やデコルテ以外にも、ワキの下や太ももの付け根などにもできやすく、とくに30代~40代以降の女性では増えやすい特徴があります。

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首イボケアに「ヨクイニン」の効果は?

首イボにかぎらず、イボケアに効果があると言われる成分に、「ヨクイニン」があり、ヨクイニン配合のタブレットなどの医薬品には、”イボ”への効果効能がうたわれています。

ヨクイニンは、ハトムギの種皮を除いた種子を原料にした生薬で、抗腫瘍作用などがあり、古くからイボ取りなどに使われてきました。

ヨクイニン配合の一般的な漢方薬では、その適応として「いぼ」「皮膚のあれ」の記載がありますが、どんなイボにも効果があるというわけではないようです。

ヨクイニンの軟性線維腫であるアクロコルドンやスキンタッグへの効果については、医学中央雑誌にも論文が多数掲載されていますが、脂漏性角化症についてはほとんどありません。※参考:ヨクイニンの脂漏性角化症(老人性疣贅)に対する有効性の文献的検討

この参考文献では、つぎのように結論づけています。

ヨクイニンに脂漏性角化症の適応はなく,有効性を述べた論文はなかった.一般用医薬品などでは平易な病名にするため「いぼ」と表現しているが,ヨクイニンの適応疾患として老人性疣贅は含まれず,ウイルス性疣贅のみを指すと考えられる

つまりヨクイニンは、脂漏性角化症には効果がなくても、アクロコルドンやスキンタッグと呼ばれる軟性繊維腫には効果があると考えていいようです。

「ヨクイニン」配合・ポツポツケアジェルの効果

ヨクイニンを配合して”イボ”への効果効能をうたった飲み薬はありますが、皮膚の外からケアする化粧品や医薬部外品では、”イボ”への直接的な効果はうたえません。

”ポツポツ”や”ザラザラ”への対策など、あいまいな表現が美容液やジェルに多いのはそのため。また化粧品での表記は、「ハトムギ種子エキス」と表示されます。

スキンケア、シャンプー、洗顔料、シートマスクなど、化粧品に配合されるヨクイニンには、つぎのような目的があります。

  • 保湿効果
  • 抗アレルギー作用
  • 表皮角化細胞の増殖促進
  • 体臭・頭皮臭の抑制作用

イボへの直接的な効果はうたっていませんが、首イボの原因が皮膚の乾燥やターンオーバーのサイクルの乱れなどによって出来ることを考えると、保湿効果や表皮角化細胞へのはたらきはムダではないでしょう。

まとめ

首イボは、紫外線や加齢などによってできると言われますが、20歳代から徐々にできはじめ、30代、40代になると、目立つようになり数も増えていきます。

ヨクイニン(ハトムギ種子エキス)を配合したクリームやジェルでは、イボケアへの訴求はできませんが、首イボがお肌の乾燥などによってできやすくなることを考えると、ヨクイニン配合のクリームやジェルを早めに使うことはムダにはなりません。

ヨクイニン(化粧品としてはハトムギ種子エキス)配合のジェルとして人気なのが、沖縄生まれのボタニカルオールインワンジェル「わらびはだ」です。

「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」の4役で、朝・夜の洗顔後に付けるだけ。

ハトムギ種子エキスのほかにも、ヒアルロン酸、馬プラセンタなどを配合、試す価値はありそうですね。



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