老け手に見られる「ハンドベイン」の原因・手術以外にケア方は?
年齢以上に老けてみえるのが、手の甲。
とくに血管がボコボコと浮き出た手の甲は、見た目、実年齢プラス10歳ぐらいに。さらにシミやシワが増えてくると、手の甲を他人に見られるのが恥ずかしくなることも。
手の甲に浮き出て見えるのは、手の甲から前腕部にかけての静脈がふくれて目立つようになったもので、一般的に「ハンドベイン」と呼ばれますが、専門の医学用語では無いようです。
ハンド(hand)手+ベイン(vein)静脈の造語ですね。
老け手が気になりはじめたキッカケは、家族や知人から指摘されたり、子どもから気持ち悪がられたからという方も。他人からの指摘で、はじめて自覚する方も。
手の血管が浮き出る「ハンドベイン」は、ほとんどは加齢などによって起こります。病気などが心配されるケースは少ないようですが、血管そのものを目だたなくするには、専門クリニックでの治療にたよる以外に方法はなさそうです。
ハンドベインが目立つ原因の一つが、血管の周囲の皮膚が痩せてくること。できるだけ皮膚の健康を保つことは、ハンドベインの見た目の改善にも役立ちます。
手の甲は、日常生活での水仕事や紫外線にさらされることが多い部位なので、スキンケアが難しいのかもしれませんが、ケアは早めに始めたほうが良いことは確かです。
最近は、手の甲などの老け手に特化したスキンケアも増えてきました。ハンドベインの手術を受けるか否かを迷う前に、まずは手の甲専用のクリームなどを試してみると良いでしょう。
ハンドベインの原因は?
手の血管が浮き出て見えるハンドベインは、おもにつぎのような原因が考えられます。
- 老化による血管の拡張
- 皮下脂肪の減少
- コラーゲンの減少による弾力の低下
手の甲の静脈壁はもともと薄く、拡張しやすいのですが、老化によって弾力が低下すると、血管そのものが太くなります。そのため、血管が浮き出てみえるように。
さらに、加齢によって皮下脂肪が減少すると、血管が浮き出てきて、ますます静脈が目立つようになります。
皮膚の弾力やハリをつくりだしているのが、コラーゲンやエラスチンですが、加齢や紫外線などの影響によりコラーゲンやエラスチンが減少すると、手の甲の血管はさらに浮き出て見えるように。
手の甲や腕の血管は、体のなかでもっとも浮き出て見えやすくなる部位なわけです。
若いときは、血管の弾力性もあり、コラーゲンやエラスチンが豊富なので、ふっくらした皮下組織と皮下脂肪がしっかり血管を隠してくれますが・・・。
加齢だけでなく、生活習慣や食生活による栄養バランス、さらには遺伝的な体質によってもハンドベインが加速することになりますから、30歳を過ぎたら手の甲のスキンケアを心がけたほうがいいでしょう。
ハンドベインを予防するには
できてしまったハンドベインを元の見た目にもどすには、レーザー治療、硬化療法、ヒアルロン酸注入による治療法があります。
これらの治療のなかで、比較的リスクが少ないのがヒアルロン酸注入ですが、一時的に目立たなくなるだけで、継続的な治療が必要になります。
血管そのもののケアには、ハンドマッサージで血流を良くするのがおすすめですが、血管をとりまく皮膚や皮下組織は、日常のスキンケアで、血管が目立つのを予防することができます。
シワやシミのない、ふっくらした手の甲を維持することで、ハンドベインのように浮き出た血管をカバーすることを目指します。
- 水仕事などによる手の乾燥を防ぐ
- 紫外線対策をしっかりおこなう
- マッサージによって血流を良くする
炊事や洗濯など、水仕事によって皮脂が必要以上に洗い流されてしまうと、手の甲の水分が蒸発し、お肌の乾燥がすすみます。
また、紫外線は、お肌に直接ダメージを与えますから、クリームなどでしっかり保護する必要があります。できれば、手袋をしたほうがよいのですが、人と会ったり仕事などでは難しいかも。
血管そのものへのケアには、マッサージが効果的です。ハンドクリームを使って、指先までしっかり滑らすようにマッサージしましょう。
紫外線が老け手をつくる!
外部刺激にさらされやすい手の甲ですが、なかでも紫外線はお肌の老化を早める大きな要因になっています。
紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、UV-Cはほとんど地表には届きません。
UV-Bは皮膚の日焼けの原因になりますが、UV-Aは皮膚の真皮層までとどいて、コラーゲンやエラスチンを変性させます。表皮を支えていたコラーゲンやエラスチンが変性したり切れると、表皮を支えられなくなり、これが「シワ」や「たるみ」の原因になります。
ハンドベインは、血管の老化だけでなく、皮膚の老化が同時進行でおこることで老け手の印象も強調されます。
老け手に特化した化粧品
ハンドクリームやUVクリームは、成分やテクスチャーなどが肌質に合ったものを選ぶ必要がありますが、手専用のスキンケア化粧品は、顔用とくらべると選択肢はそれほど多くはありません。
そんな中で、老け手に特化した薬用美容エッセンスとして話題になっているのが、『ピンテ』です。
薬用美容エッセンス『ピンテ』に配合されている「ナイアシンアミド」には、コラーゲンの生成を促進してシワを改善するはたらきがあります。
さらに、メマツヨイグサ抽出液など、4種類のボタニカル成分が配合され、ふっくらとしたなめらかな手肌へ導くとのこと。
ハリが不足して血管が目立ちやすい手肌に、ぜひ試してみたい薬用美容エッセンスです。
もう一つが『ハンドピュレナ』で、こちらもビタミンEなどを配合し、老け手に特化した手の甲専用のクリームです。
『ピンテ』と『ハンドピュレナ』、どちらも東証プライム上場企業が運営する北の快適工房の商品で、しっかりしたサポート体制もありますから、安心して使うことができます。
ハンドベインが目立ってくる前に、ぜひ試してみてください。