「プロテオグリカン」の保湿効果・コラーゲンやヒアルロン酸より優秀!?
「プロテオグリカン」は、とても保水性に優れた成分です。
カラダのなかで、プロテオグリカンは皮膚のハリや弾力を保つのに重要なはたらきをしていて、血管や角膜などの結合組織に存在しています。
衝撃をやわらげる役割がある軟骨にも、このプロテオグリカンが含まれ、カラダの組織を維持するための重要なはたらきがあります。
「プロテオグリカン」の皮膚での役割は?
表皮をささえているのが真皮層で、この真皮層でハリや弾力を生み出しているのが、膠原線維(こうげんせんい)「コラーゲン」と弾性繊維(だんせいせんい)「エラスチン」です。
「プロテオグリカン」は、「基質」として「コラーゲン」と「エラスチン」の間を埋め、肌の水分量を調整し、水溶性物質を組織へ浸透させたり拡散させるなど、重要な役割を果たしています。
さらに「プロテオグリカン」は、「コラーゲン」や「エラスチン」と結合して繊維を安定させることで、お肌の柔軟性にも役立っています。
「プロテオグリカン」の保湿効果
「プロテオグリカン」は保湿性がとても高いので、ひび割れや肌荒れへのケアを目的として、化粧品などに配合されています。
サケ由来の「水溶性プロテオグリカン」の保水性試験では、経過日数にほぼ比例するように吸水・保水量が増えていくことが確認されています。
また「水溶性プロテオグリカン」の濃度が高くなるほど、吸水・保水量も増えていきます。
「プロテオグリカン」のEGF(上皮細胞増殖( 成長) 因子)作用
「プロテオグリカン」には、EGF(上皮細胞増殖( 成長) 因子)とおなじような働きがあります。これを、EGF様作用といいます。
EGFは、タンパク質の一種で、細胞の再生をうながすはたらきがありますが、年齢とともに減少し、20代後半から急激に減少し始め、70代では20代の1/6にまで減少するようです。
EGFが減少すると、細胞の再生能力が低下し、ターンオーバーが遅れるので、肌老化の原因になります。
一丸ファルコス株式会社によれば、プロテオグリカンのコアタンパク質には、EGFとおなじような領域があり、細胞の成長や増殖を促す機能があることが、弘前大学のヒト線維芽細胞を用いた研究で確認されているそうです。
「プロテオグリカン」は他の美容成分(コラーゲン、ヒアルロン酸)より効果がある?
「プロテオグリカン」は、他の美容成分と比べても少量での効果が期待できるようです。
「プロテオグリカン」の素材メーカー・一丸ファルコス社では、魚鱗コラーゲンペプチド、豚皮コラーゲンペプチド、ヒアルロン酸との比較試験(経口摂取試験)をおこなっています。
この「プロテオグリカン」の経口摂取試験において、他の成分とくらべて、弾力、たるみ、シワ、シミなどで、有意に優れた作用が確認されています。
高純度プロテオグリカン「あおもりPG」について
「プロテオグリカン」は、サケの鼻軟骨から抽出された成分で、化粧品や健康食品の原料に使われています。
弘前大学が確立した技術でサケ鼻軟骨から抽出された「プロテオグリカン」が、 高純度プロテオグリカン「あおもりPG」と呼ばれ、2017年3月に開催された全米最大の食品・サプリメントの見本市で新成分最優秀賞を受賞しています。
「あおもりPG」配合の化粧品・『ハーリス アイセラム』
『ハーリス アイセラム』は、高純度プロテオグリカン「あおもりPG」を配合し、あおもりPG推進協議会認証商品になっています。
高純度プロテオグリカン「あおもりPG」配合『ハーリス アイセラム』の効果
「あおもりPG」は水溶性プロテオグリカンなので、そのままでは皮膚のバリア機能によってはじかれてしまいます。これは、他の美容成分についても同じです。
『ハーリス アイセラム』は、バランシングナノ(高浸透ナノカプセル)と呼ばれる技術によって、美容成分が時間をかけて溶け出すように設計されています。
この技術によって、水溶性プロテオグリカンなどの美容成分を、長時間にわたって効率よく放出し、お肌の角質層に潤いを与え続けることができるようです。
「あおもりPG」配合の糖化ケアサプリ・『ハーリス ロダンBB』
高純度プロテオグリカン「あおもりPG」を配合したサプリメントが、糖化ケアサプリ『ハーリス ロダンBB』です。
体内での糖化反応を妨げ、AGEs(糖化最終生成物)の生成をおさえるために、「マンゴスチン由来 ロダンテノン B」が配合されています。
さらに高純度プロテオグリカン「あおもりPG」など、厳選した15種類の成分を黄金比率で配合することで、お肌の糖化を防ぎ、肌の弾力や潤いにはたらきます。
『ハーリス ロダンBB』はスティックタイプなので、飲みやすいプリメントとしてメディアからも注目されています。
まとめ
「プロテオグリカン」は、ヒアルロン酸より保水性が高く、EGF(上皮細胞増殖( 成長) 因子)とおなじような働きがあることから、弾力、たるみ、シワ、シミなどへのケアが期待されています。
なかでも、高純度プロテオグリカン「あおもりPG」は、その経口摂取試験で、コラーゲンペプチドやヒアルロン酸とくらべ、保湿はもちろんのこと、弾力改善、たるみ改善、シミ改善などで優れた効果が確認されています。
EGF(上皮細胞成長因子)は、20代後半から急激に減少していきますから、早めにケアをはじめたほうがよさそうです。