肌に合わない化粧品による”かぶれ”を防ぐには・簡単なパッチテストのやり方
せっかくのスキンケアで肌がかぶれてしまったのでは、本末転倒です。かゆみや赤み、ぶつぶつや水ぶくれができたり。ときには使い続けることで色素が沈着することも。
化粧品を変えたことによってかぶれが起こるケースもありますが、肌質や体質が変化したために、これまで使い続けていた化粧品が合わなくなることもあるのでやっかいです。
「化粧品かぶれ」とは
化粧品かぶれとは、”接触性皮膚炎”のことで、外部からの刺激物やアレルギー源となる物質が肌に触れることによって生じ、かゆみ、ぶつぶつ、水ぶくれなどの皮膚炎の症状が生じます。
- 刺激性接触皮膚炎
・基本的に、湿疹反応が接触した範囲にでます。 - アレルギー性接触皮膚炎
・接触した範囲を超えて湿疹反応がでます。
また、肌に塗ったときは異常がないのに、紫外線に当たることによって”かぶれ”ることがあります。これには、物質に紫外線があたることによって生じた活性酸素が皮膚を傷つける場合と、紫外線の影響によって物質が変化ことにより、その変化した物質によるアレルギー反応として皮膚炎が生じる場合があります。
「化粧品かぶれ」を起こさないための注意点
化粧品かぶれを起こさないためには、まずはじめにつぎのような点に注意が必要です。
- 人気商品が自分の肌に合うとは限らない
- 化粧品の成分は自分に合っていますか?
- 体質や肌質が変化して合わなくなることも
- 新しい化粧品はパッチテストをおこなう
- パッチテストは体調が安定しているときに!
新商品や口コミなどで評判の良い化粧品をためしてみたくなりますが、かならずパッチテストをおこないましょう。まずは、その前にしっかり成分をチェック!自分の肌に合わない成分が含まれていることも。
これまで使い続けてきた化粧品が、ある日突然合わなくなることも。年齢、体調やホルモンバランスの変化によって、お肌のターンオーバーが乱れたり、肌質が変わると、ヒリヒリするなど一時的に皮膚炎を生じることがあります。
まずは簡単なパッチテストをおこないましょう!
化粧品が自分の肌質に合うかあわないかを見極めるには、パッチテストをおこなうのが一番です。医療機関でのパッチテストをおこなうのが、より正確な結果を知ることができますが、ちょっと面倒かもしれません。
医療機関での接触性皮膚炎の原因を調べるためのパッチテストでは、その化粧品を実際に皮膚に塗り、20分後、48時間後、72時間後、1週間後に判定する方法がありますが、さまざまな制約があります。
医療機関での検査は面倒という方は、使ってみたい化粧品で簡単なパッチテストをおこなってみましょう。
- パッチテストは二の腕の内側でおこないます
- 入浴後、二の腕の内側に少量塗ります
- 30分間放置して、変化がないかを確認します
- 24時間後でも肌トラブルが起きませんか?
パッチテストをおこなってから24時間経っても、赤みやかゆみが生じなければ、その化粧品を使い続けても肌トラブルが起きる可能性は低いと考えていいでしょう。
ただし、【「化粧品かぶれ」を起こさないための注意点】で説明したとおり、加齢やホルモンバランスの変化、肌質がかわったことにより、ある日突然”かぶれ”るようになることも。
パッチテスト中に肌トラブルが生じれば、ただちにパッチテストを中止するのはもちろんですが、これまで使い続けてきた化粧品でお肌にトラブルが生じたときも、ただちに使用を中止しましょう。
まとめ
口コミの評判や新商品、デパートの化粧品コーナーなど、新しい化粧品をためしてみたくなる機会も多いと思います。
スキンケアなどの化粧品には、使ってみたい有効成分のほかにもさまざまな成分が配合されていますから、もしかしたら自分の肌質に合わない成分が含まれているかもしれません。
アルコール類などは、化粧品の成分表示をみればわかるかもしれませんが、他の成分が自分の肌に合うかあわないかは、やはり自分の肌でためしてみなければわからないと思います。
新しい化粧品を使うときは、まず簡単なパッチテストをおこなうことをおすすめします。