妊娠線ケアクリーム・有効成分は妊娠中でも大丈夫?
妊娠線ケアクリームは、メーカーの考え方によって配合成分が違い、なかには通常のシミにケアする【医薬部外品】のボディケアクリームもあります。
妊娠線には「ひび割れタイプ」と「1本線タイプ」の2種類がありますが、ひび割れタイプには保湿成分、1本線タイプにはシミ予防成分が効果的。
医薬部外品の妊娠線ケアクリームで、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウム、2種類の有効成分を配合しているものは、1本線タイプへのケアを意識して開発されているようです。
しかし、トラネキサム酸は、【医薬部外品】の美白クリームなどに配合されることがあっても、一般的な妊娠線ケアクリームではあまり使われないのが気になるところ。
妊娠線のために使う方が多い『プレマーム』の場合、トラネキサム酸を配合していないのは、成分の特性を考えてのことかもしれません。
トラネキサム酸が配合されている『メイドバイマム』
一方、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムを配合した妊娠線ケアクリームには、『メイドバイマム』があります。
Made by Mom(メイドバイマム)
【医薬部外品】
- 2種類の妊娠線にケア
- 2種類の薬用成分配合
- 全身にも使える
『メイドバイマム』は、開発者自身の体験から、元の肌色を取り戻したいと試行錯誤を重ねた結果、誕生したのが『メイドバイマム』だそうです。
メイドバイマムは、おもに美容的な視点から開発された妊娠線ケアクリームであることがわかります。
しかし、他の妊娠線ケアクリーム『ノコア』、『プレマーム』、『ベルタマザークリーム』は、トラネキサム酸を配合していません。
トラネキサム酸は、シミの一種である肝斑の治療の内服薬として処方されますが、トラネキサム酸そのものについて知っておいたほうがいいでしょう。
トラネキサム酸の効果について
トラネキサム酸は、シミの元となるメラニンを生成する細胞メラノサイトの活性化を抑制するはたらきがあり、シミをできにくくする効果が期待されています。
さらにすでにシミができている部分についても、メラノサイトの活性化を抑えてくれるため、美白効果もあると言われています。
トラネキサム酸は、おもに女性ホルモンが原因と言われる「肝斑」への改善効果が期待できるため、クリニックでも薬として処方されます。
妊娠中のトラネキサム酸のクリニックでの処方は?
妊娠中や授乳中、女性ホルモンの変化から肝斑が目立ってくる方が多くなります。
肝斑の治療だけを考えると、トラネキサム酸は有効ですが、トラネキサム酸の安全性は確認できていないという理由から、妊娠中の方や授乳中の方への薬としての処方を断る医療機関が多いようです。
『メイドバイマム』は医薬部外品なので、医療機関でがシミの改善を目的として処方する場合の配合量とはまったく違います。その意味では、心配しなくてもよいのかもしれません。
しかし、他の妊娠線ケアクリームがあえてトラネキサム酸を配合していないことを考えると、『メイドバイマム』の使用を迷うかたもいらっしゃると思います。
『メイドバイマム』の使用に不安を感じるかたは、かかりつけのクリニック等でご相談されることをおすすめします。
トラネキサム酸については、こちらの記事も参考にしてください。
2種類の妊娠中の肌トラブル!別々のケアが必要!
妊娠の肌悩みには、「ひび割れタイプ」「1本線タイプ」の2種類あります。
妊娠線と呼ばれるのは、厳密には「ひび割れタイプ」ですが、どちらも妊娠線と呼ばれることもあります。それぞれ原因が違いますので、ケアの方法も変わります。
ひび割れタイプには”保湿成分”、1本線タイプには”シミ予防成分”が必要になります。
トラネキサム酸を配合していない妊娠線ケアクリーム
「トラネキサム酸」を配合した妊娠線ケアクリームは、メイドバイマムぐらいでしょうか。
多くの妊娠線ケアクリームの多くは、美白成分である「トラネキサム酸」を配合していません。
人気の妊娠線ケアクリームのなかから、いくつか紹介します。
ベルタマザークリーム
内容量:120g
※約1ヶ月分
通常価格:6,980円(税込)
『ベルタ葉酸サプリ』『ベルタ葉酸マカプラス』でも、よく知られる人気のブランドです。
- オーガニックで赤ちゃんにも使える!
- コエンザイムQ10、コラーゲンなどの美容成分を配合
- 8つの無添加
・着色料、香料、石油系界面活性剤、鉱物油、パラペン、シリコン、エタノール、紫外線吸収剤 - 国内製造
プレマーム
内容量:120g
※約1ヶ月分
通常価格:5,980円(税込)
- 美容成分97.8%配合
- 全身ケアに使える!
- 8つの無添加
・合成着色料、合成香料、エタノール、鉱物油、紫外線吸収剤、キレート剤、サルフェート - 国内製造
まとめ
トラネキサム酸は、美白成分としては効果的ですが、妊活中・妊娠中の使用は、たとえ少量であったとしてもあまり気が進みません。
もちろん、『メイドバイマム』は皮膚の外側からのケアですから、クリニックで処方される内服薬とは効果も副作用のリスクも違います。
妊娠線の状態があまり気になるようでしたら、お医者様と相談したうえでトラネキサム酸配合のクリームを試してみる必要があるかもしれません。
しかし、他の妊娠線ケアクリームが、トラネキサム酸を配合していないことを考えると、肌にやさしいクリームから試してみたいところです。