妊娠線はいつからできる?原因と消す方法・ケアクリームについて
妊娠した嬉しさから、つい忘れがちなのが妊娠線。気づいたら、お腹にひび割れのような線が。
妊娠線は、いったんできてしまうと消すのが難しいので、出来る前にケアを始めるのが最善策。もし妊娠線ができてしまっても、クリームなどでケアを続ければ少しづつ薄くなっていきます。
妊娠線ができるのはナゼ?
妊娠後期にお腹が大きくなってくると、皮膚がお腹のふくらみについていけず、ひび割れてしまいます。これが妊娠線ですが、誰にでも必ずできるわけではありません。
妊婦さんの体格や体質、腹部の筋肉量、初産かどうか、赤ちゃんの大きさなどによって、できやすさが違ってくると言われます。
さらに妊娠後期には、ストレスホルモンといわれる糖質コルチコイドのコルチゾールの血中レベルが高くなります。コルチゾールには、炎症を起こし、お肌の真皮・表皮の菲薄化(ひはくか)を引き起こす作用があります。
つまり、ストレスが溜まりやすい女性ほど、コルチゾールの濃度が高くなるため、ふくらんでいくお腹に皮膚がついていけなくなり、妊娠線ができやすくなります。
妊娠線が消えにくいのはナゼ?
皮膚は、大きく分けると外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっています。
表皮は伸びやすいのですが、真皮はお腹のふくらみについていけずに、ひび割れてしまいます。表皮は、皮膚のターンオーバーのサイクルによって修復できますが、真皮層はターンオーバーが無いため、妊娠線が残りやすくなります。
真皮にできた妊娠線は消えにくいので、とくに乾燥肌や敏感肌の女性は、はやめに予防をはじめる必要があります。
妊娠線ができる部位はお腹だけじゃない
妊娠線ができるのは、お腹だけとはかぎりません。
妊娠中は、脂肪が増え体重が急激に増加するため、お腹以外にもつぎのような部位に妊娠線ができやすくなります。
- お腹
- ワキの下
- 二の腕
- おしり
- 太もも
- バスト など
体重が増えてきたなと思ったら、全身をチェックしてみたほうがいいでしょう。
妊娠線ができやすい人
妊娠線は、つぎのような人ができやすいと言われています。
- 乾燥肌の人
- 体重が急激に増えた人
- 多胎妊娠の人
- 経産婦
双子など多胎妊娠の人は、お腹が大きくなりやすいので、妊娠線ができやすくなります。経産婦さんも、初産婦さんとくらべてお腹が大きくなりやすいので、要注意!
妊娠線予防はいつから始めれば良い?
妊娠線は突然できますから、いつできるかを予想するのはとても難しいですね。
一般的に、妊娠線は、安定期に入っておなかが大きくなり始める妊娠5か月ごろからでき始める人が多いようです。もちろん、体型や体質など、お腹が大きくなるスピードにもよって違いますし、なかには分娩時にできるという人もいるそうです。
妊娠線を予防するには
妊娠線の予防には、クリームやローション、オイルなどで、保湿をしながらマッサージをするのが効果的です。
どんなアイテムでも、効果は人によって違いますから、じっさいに使ってみて自分の肌質や使い心地にあうものを選んだほうがいいでしょう。
こちらは、なめらか浸透ボディクリーム『プレマーム』を、手に伸ばしたところです。
とくに、乾燥肌の方や乾燥しやすい季節には、保湿力が高いクリームタイプのものがおすすめです。妊娠線を考えて開発されたクリームは、価格が多少高いですが、テクスチャ―など使いやすく設計されています。
妊娠線ができてしまったら・・・
一度できてしまった妊娠線は、完全に消すことはできないと言われています。
もし予防が間に合わずに妊娠線ができてしまったら、あきらめずに保湿クリームを塗ったり、マッサージによって、それ以上濃くなることが防ぐことが大切です。
保湿クリームなどでケアを続ければ、妊娠中は赤紫色だった妊娠線が、産後には白っぽくなり、少しづつに薄くなっていきます。とにかく、あきらめないことですね。